山形の食用菊もってのほか約1kg(黄もって)

生産量は日本一！山形が誇る伝統の食用菊「もってのほか」

みなさんは「食用菊」をご存じですか？ 近年は様々なメディアで取り上げられているのでご存じの方も多いことと思いますが、 その名の通り、食べられる「菊」です。 古くは江戸時代頃から、山形には「菊」を食べる食文化があったと言われています。

鮮やかで美しい花びらを散らして茹で、おひたしやくるみあえ、菊ごはんなどにして食べますが、 そのシャキシャキとした独特の歯ごたえとほろ苦い味わいは、一度食べるとクセになる大人の味わいです。

代表的な品種は「もってのほか」と呼ばれるもので、 名前の由来は諸説ありますが、 "天皇のご紋である菊花を庶民が食べるとは「もってのほか」だ" という説が よく知られています。

「もってのほか」は品種もいろいろ

「もってのほか」は、収穫の時期などによって、品種もさまざまありますが、その中でも鮮やかな黄色の花びらの「黄もって」をお届けします。

「黄もって」は一般的に「苦味が強い」というイメージがありますが、精徳園の「黄もって」は、苦味が少なくほのかな甘みが感じられる、食べやすい菊です。また、菊特有の香りもしっかりと感じられ、大人の味わいをお楽しみいただけます。

早朝からひとつひとつ手摘みで収穫

精徳園の菊花畑は広大です！

一面に咲き誇る鮮やかな菊の花は、眺めているだけでエネルギーをもらえるような美しさです。 淡い紫色、鮮やかな赤紫、目の覚めるような黄色など、さまざまな色の花が咲いています。

精徳園では、早朝からひとつひとつ、手摘みで収穫しています。 そしてそのあと、丁寧に箱づめして出荷しています。

通常の小売店に並ぶ菊とは鮮度が違いますので、 新鮮な菊をお届け致します！

山形での食用菊を広めた精徳園

精徳園（せいとくえん）は山形でも屈指の食用菊生産者で、 古くは中国と交流があり、 菊の苗を中国から持ち帰ったという歴史があるのだそうです。 山形でこれほどに食用菊が広まったのは、精徳園の功労があってのことかもしれません。

精徳園では、安全な菊を栽培するために、肥料には格別なこだわりを持っています。 人間が飲んでも大丈夫なほど栄養たっぷりの肥料を惜しげなく使用しています。 この品質の良さにより、 関東圏の料亭や、老舗旅館からの注文があとを絶たないのだそう。

また、全国放映のテレビ番組や、地元の新聞など、 さまざまなメディアで精徳園の菊「もってのほか」は取り上げられています。

おすすめの召し上がり方

「もってのほか」を美味しくお召し上がりいただくためには、ちょっとしたコツがあります。 それは茹でる際に、少々のお塩とたっぷりのお酢を入れること、 そして茹でたあとは10分くらい水にさらします。 こうすると、花びらの色もいっそう鮮やかになってとっても美しいです。

詳しい分量などは、一緒にお入れするしおりをご覧ください。 なお、精徳園のもってのほかは、花だけでなく「がく」の部分も一緒にお召し上がりいただけます。 地元山形では、酢醤油をかけておひたしにしたり、酢の物にしたり、大根おろしと和えたりして楽しみます。 なお、ちょっと変わった食べ方ですが、めんつゆとマヨネーズで和えて食べるのもおすすめです！

• 取材スタッフより

  

  毎年夏が終わり涼しい秋風が吹きはじめると食べたくなるのが、芋煮とともに山形の食用菊「もってのほか」です。

  今回は、そんな「もってのほか」の花が咲き始めたとのお知らせを頂き精徳園さんの畑に伺いました。 精徳園さんでは、長年多くの品種の食用菊を栽培しており、時期をずらして満開になった「もってのほか」を出荷しています。

  収穫が始まり出荷で訪問した際は、青山徳さんノブ子さん夫婦がいつも仲良く箱詰め作業を行っています。ひとつの菊の花を大きくするため摘花したり、霜の影響を避けるためビニールで囲ったりと作業のご苦労も多いようですがいつも笑顔でお話しをして下さいます。

  そんな青山さん夫婦の愛情のもと育った「もってのほか」は見た目も美しく味も苦みが少なく甘みがあります。長く受け継がれてきた伝統野菜の味をどうぞ味わってみて下さい。

  オーダリング&カスタマーサービス担当　佐藤

茹でてお浸しに。酢の物に。鮮やかな色とほのかな苦みをお楽しみください。