市場にはほとんど流通していない貴重な品種のぶどう「リザマート」と、桃のような形の粒が特徴の「瀬戸ジャイアンツ」のセットが登場です。山形県の中でもぶどうの栽培が盛んなことで知られる、上山市久保手地区で栽培されています。


[リザマート（皮ごとOK、種あり）]
ぶどうの女王とも謳われるぶどうです。種ありですが、皮が薄く実がよく締まり、肉質がよく酸味が少ないのが特徴です。程よい甘さとサクサクとした食感で、とてもジューシー。
栽培方法が難しく、また実割れしやすいことから、ほとんど市場には流通しない、大変貴重なぶどうです。

[瀬戸ジャイアンツ（皮ごとOK、種なし）]
別名「桃太郎ぶどう」とも呼ばれています。大粒で皮がとても薄く、カリっとした歯応えとプリプリの肉質。くせのない上品な甘みが楽しめます。果肉の食感は、他のぶどうでは味わえない独特のもの。まるで桃のような形の可愛らしい粒も魅力的で、贈答品としても大変人気のある品種です。

この貴重な品種のぶどうを栽培しているのは、山形県上山市の「おらほぶんど」。
おらほぶんど、とは、山形の方言で「私たちのぶどう」という意味です。

生産者の渡辺さんはJA職員として９年間勤務。農家さん皆んなが努力して同じ栽培を目指しても、天候不順により共倒れ的に皆が不作になってしまう現場を見てきました。そこから、目指している栽培そのものに疑問を感じるようになったのだそうです。

そういった経験から、栽培を植物の根本から見直したいと思い、より植物の目線に立った栽培方法の方に師事。それから更に試行錯誤し、植物のロジカルに基づいた独自の栽培方法を確立。ご自身もぶどう農家としてスタートしました。

具体的には、植物の伸びたい方向に枝が伸びるように手を施し、自然の力を信頼し、無肥料での栽培をおこなっています。 作物が喜ぶ栽培とマネジメントを行うことで、大自然のパワーが感じられる、個性豊かで香り高い、ぶどう本来の味が楽しめるぶどうができるのだそうです。

無肥料で栽培したぶどうは、数日たってもぶどうの軸が黒くなりません。軸が変色していない新鮮な状態のままお客様にお届けいたします。

作物の力を信頼し、独自の栽培方法を確立された渡邉さん。
試行錯誤を重ねながら、日々ぶどうの栽培に取り組んでいます。