鴨田太平商店／谷沢梅ぼし250g×2個

山形県の固有品種「谷沢梅」とは

「谷沢梅（やさわうめ）」という梅をご存知でしょうか？谷沢梅は山形県寒河江市に古来より伝わる固有品種で、実に400年を超える歴史があると言われています。この梅の起源には諸説ありますが、江戸時代にその名をはせた「紅花染め」で美しい赤色を引き出すために使われた梅酢との関わりなどが残っています。谷沢梅は、山形の風土と歴史に寄り添い、大切に受け継がれてきた梅なのです。

谷沢梅の最大の特徴は、その繊細な果肉と薄い皮、実ばなれと口あたりの良さが挙げられます。また、梅本来の苦味が少なく、梅干しにする際に深い味わいとさわやかな清涼感を残すことができる品種です。谷沢梅を使った梅干しは、その一粒ひと粒に、丹精込めて育て上げた手作業が感じられる、まさに「幻の梅」とも言える逸品となります。

谷沢梅ぼし

谷沢梅ぼしは、寒河江市特産の「谷沢梅」を国産の天日塩のみで漬けこみ、天日干し、赤しそのみで着色した完全無添加の梅干しです。品質をとことん追求するため、自社栽培の谷沢梅と赤紫蘇を使用しています。味わいは、酸っぱくて、しょっぱい昔ながらの味わいで、苦味が少なく梅特有のえぐみがなくスッキリした後味が特徴です。

梅干しと聞くと、ただの保存食品と思われる方も多いかもしれませんが、実は梅干しも立派な発酵食品です。梅酢に漬け、じっくりと干すことで自然の力が働き、その味わいに深みが生まれます。この工程には、職人の知識と経験が欠かせません。

「梅干しは酸っぱいだけ」というイメージをお持ちの方も、一度山形の梅干しをお試しください。塩と梅だけで作られたシンプルな味わいは、余計なものが一切入っていない本物の美味しさ。口に入れると、梅の持つ自然な酸味と旨味が広がり、昔懐かしい味わいに心がほっとします。

柔らかな皮、しっとりとした果肉、そして口当たりの良さをぜひご賞味ください。日々の食卓に彩りを添える一品として、また贈り物にも非常に喜ばれるおすすめの梅ぼしです。

※塩分は約13％です。

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  谷沢梅ぼし ラインナップ

  《特選》《特選》谷沢梅ぼし1kg｜《特選》谷沢梅ぼし250g×2個
  　通常　谷沢梅ぼし1kg｜谷沢梅ぼし250g×2個
  《減塩》《減塩》谷沢梅ぼし900g｜《減塩》谷沢梅ぼし250g×2個
  《白干し》《白干し》谷沢梅ぼし900g｜《白干し》谷沢梅ぼし250g×2個

梅干しを作り続けて120年の老舗「鴨田太平商店」

山形県寒河江市に位置する「鴨田太平商店」は、明治22年創業の老舗で、120年以上の歴史を持つ伝統ある商店です。寒河江特有の谷沢梅を自社で栽培し、主に梅干しの製造・販売を行っています。また、味噌や生甘酒などの製造にも取り組むほか、地元寒河江市の慈恩寺とのご縁を大切にし、その名を冠した「慈恩寺みそ」を手がけています。

現在は、5代目がその伝統を継承しており5代目を含む職人たちは、時代を超えて受け継がれてきた技術を守りつつ、現代のニーズに寄り添った新たな挑戦を続けています。

鴨田太平商店が手がける味噌や梅干しには、山形の豊かな自然、深い歴史、そして職人たちの真心がしっかりと込められています。それは単なる食品ではなく、山形の風土や物語を味わうような特別な体験です。

忙しい毎日に、ふと「本物の味」を楽しむひとときを取り入れてみませんか？梅干しの爽やかな酸味や、麹の香りが生きる味噌や甘酒の深い旨味は、食卓を豊かにしてくれるはずです。

• 取材スタッフより

  

  鴨田太平商店の5代目である鴨田さんは、ひとつひとつ言葉を選びながらも、丁寧に味噌や梅干しの仕込みへのこだわりや味の特徴について語ってくださいました。幼い頃から、味噌や梅干しを作る父親の背中を見ながら育ち、その厳しさや奥深さを肌で感じていたそうです。

  料理人としての経験と知識を活かしながら、一つひとつにこだわりを込め、より美味しい味噌や梅干しづくりに挑戦している鴨田さん。しかし、それを「自己満足の世界」と笑いながら話す姿が印象的でした。

  鴨田太平商店の味噌作りの歴史は120年にも及びますが、「まだまだ」と語るその言葉からは、飾らない謙虚さとものづくりへの真摯な姿勢が感じられます。鴨田さんの誠実さや温かい人柄に触れることで、「この人が作る味噌や梅干しは間違いなく美味しいだろう」と自然と思わせてくれる取材となりました。

  是非、その深い味わいと鴨田さんのこだわりを感じてみてください。

  バイヤー永森

柔らかな皮、しっとりとした果肉、そして口当たりの良さをぜひご賞味ください。